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MAIL vol.73
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平素は大変お世話になっております。株式会社Sanko IB インサイト営業部です。

ここ1年間で定着してきたテレビ会議やWeb会議といったオンライン会議。
遠方の方ともすぐに会議ができるというメリットから今では当たり前になってきています。便利な一方で、大勢の人が同時に使用するとデータ通信量が多くなり、画面がフリーズしてしまったり、音声が途切れるなどの問題が発生するため、最近ではネットワークを見直す企業様からのお問合せが増えています。
そこで今回のメルマガでは、ネットワークが不安定になる要素の1つである無線LANの周波数についてお話したいと思います。

無線LANの周波数

無線LANは通常、2.4GHz帯と5GHz帯の周波数を使用していますが、電子レンジやBluetooth機器なども2.4GHz帯を使用しているため、通信に干渉する場合があり、安定した通信の妨げになる可能性も少なくありません。

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※ 総務省「我が国の電波の使用状況」より抜粋  緑色の部分が無線LAN

  • 2.4GHz帯:電子レンジ、ワイヤレスヘッドホン、Bluetooth機器、医療機器など
  • 5GHz帯:気象レーダーや航空レーダーなどの各種レーダー

上図で見てもお分かりのように、2.4GHz帯で使用する機器が非常に多く、電波が混雑しやすいことが分かります。ならば、5GHz帯だけを使用すればいいように思えますが、5GHz帯を利用する IEEE 802.11a/n/acでは、気象レーダーなどが使用する周波数でもあり、レーダー波を検知した場合、速やかに当該周波数(チャネル)を停波することが義務付けられているため、その間接続が不安定になることがあります。

このようにネットワークの接続が不安定になる原因は、アクセスポイント本体だけでなく、使用する周波数帯域にも原因があるのです。

安定したネットワークを実現するために

ネットワークが「つながらない」、「遅い」、という問題を回避するために、各種機能を備えたアクセスポイントを選ぶことが重要です。

◆ Zero Wait DFS
レーダー波検出時、瞬時に別のチャネルに移行し、通信断を伴わない機能です。
これによりレーダー波を検出しても、利用可能な他のチャネルに瞬時に切り替わるため、通信断が発生しません。

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◆ Dual 5GHz
両方の無線インターフェースを5GHzに設定することができます。
あらかじめWifi0側をDFSの影響を受けないW52(36・40・44・48)を設定いただくと、Wifi0側に接続されている端末には通信影響が発生しません。 更に、通信断の発生したWifi1側に接続していた端末も、速やかにWifi0側に接続が可能です。

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◆ SDR機能(SDR : Software Defined Radio)
2.4GHz帯と5GHz帯の混雑状況を把握し、2.4GHz+5GHzからDual 5GHz(5GHz+5GHz)に切替えたり、Wi-Fi0インターフェースをシャットダウンできます。

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簡単なご紹介になりましたが、今後、ネットワーク整備を検討している方のご参考となりましたら幸いです。
Sanko IBでは、無線LAN環境構築のお手伝いをしております。製品選定段階での初歩的な疑問、質問も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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Extreme Networks 社のクラウド型無線LAN
(旧 Aerohive)

Zero Wait DFS、Dual 5GHz、SDR機能など、より詳しい内容をお知りになりたい方はカタログをご覧ください。

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