平素は大変お世話になっております。株式会社Sanko IB インサイト営業部です。

無線LANのアクセスポイント（AP）には様々な取り付けタイプのものがあります。中でも工事不要で移動が簡単ということで、大変ご好評をいただいているのが、デスクトップスタンド型のAP302W（802.11ax対応版 / AP150Wの後継機）です。
本来、ホテルや介護施設などの壁面に取り付けるタイプのAPなのですが、スタイリッシュなスタンドがオプションとして用意されているため、会議室や応接室、小規模拠点などに置く形のAPとして多くの企業様にご採用いただいております。コロナ禍において設置工事の手配や日程調整がしづらくなった昨今、デスクトップスタンド型のこのAPがクローズアップされています。

そこで本日のメルマガでは、デスクトップスタンド型APの特性をうまく活用した3年前の某企業様での導入事例をご紹介いたします。

《 導入前の課題 》
新サービス導入により、ネットワーク接続が不安定に

当初、全支店（約100支店）に無線LANが導入された時は、各支店にAPが3台ずつ設置され、無線LAN利用環境は非常に快適でした。
導入して数年後、各支店でタブレットを使った顧客向けサービスが開始することになり、それぞれに相談ブースが設けられましたが、この相談ブースは今までの執務エリアとは違う場所に作られました。
支店によってはL字型のレイアウトや細長い形の支店もあり、相談ブース以外にも応接室や支店長室などの個室エリアでもそのサービスが利用されるようになりました。
これらのエリアは当初、無線LANの利用を想定していない所だったため、無線LANの電波が弱い、通信が切れるというような苦情が各支店から申告されるようになりました。

《 Sanko IBの提案 》
メッシュ接続でカバーエリアを拡張

既存APの更新としてAP130（当時のベストセラーモデル）を3台と、AP150W＋スタンドを各支店に1台配備し、AP150WにはPoEインジェクターにより電源だけを供給。最寄りのAPとメッシュ接続することで、配線工事をなくしつつ無線LANカバーエリアを拡張させるという提案です。

《 導入効果 》
APの設置場所を自由に変えられるようになり、苦情はほぼゼロに

この提案により、有線で接続された3台のAP130とAP150Wは、どの場所でもメッシュ接続できるようになりました。また、AP150W+スタンド＋PoEインジェクターを自由に移動させられるようになったことで、ACコンセントさえあればAP150Wを配置できるようになりました。
この導入により、電波が弱かったエリアがカバーされ、各支店からの無線LANの苦情はほとんどなくなりました。

スタンド付きのスタイリッシュなデザインが支店内でも違和感なく溶け込み、見た目の面でも大変好評でした。3個ある有線ポートを使い、パソコンやプリンターを使用しているところもあるようです。

さらにこの案では、追加APのための配線工事費がかからず、工事期間も不要であったため、全支店への導入も極めて短期間のうちに終えることができました。

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皆さまが今ご検討されている無線LAN案件においても、古いAPの更新に加えて、新しい無線LANカバーエリアの拡張があると思います。
配線工事がしづらい場所であったり、電波調査なども含めた人工や日程調整も必要となり、工事費用も膨らんできます。
そのような場合にAP302W+スタンド＋PoEインジェクターを採用いただければ、臨機応変に配備できる“遊撃手”的なAPとして活用することが可能です。

とりわけコロナ禍でオフィスの利用人数の想定が難しくなっていますので、AP302Wをフロアの要所要所や会議室の電話台に“ポンと置く”ことで今の状況にあった設置プランを作ることができます。あえて大まかな設置をAP302Wで実施するという考え方はニューノーマルの時代にぴったりな無線LAN導入術ではないでしょうか。

今現在、半導体の需給問題により納期が厳しい折ですが「AP302W+スタンド＋PoEインジェクター」の在庫は、ある程度ございますので是非ご検討いただけたらと思います。

• AP302Wのスペックの概要
• 802.11ax対応
  5GHz:2x2:2ストリーム
  2.4GHz:2x2:2ストリーム
• Dual 5GHz対応
• メッシュ機能
• プライベートPSK
• 有線ポート×3(プリンターの接続や有線でのPC接続も可能)
• パッシブパススルーポート×1

お問合せに際してのお願い

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