はじめてのNiagara(ナイアガラ)
Niagaraで構築するスマートビルディングソリューション 概要編

 2025年2月4日

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スマートビルディングは、オフィスビルに限らず、ホテルやデータセンター、物流倉庫、各種産業など多様な市場への導入が進んでいます。
しかしながら、「スマートビルディング」とは一体どんなものなのか? どんなことができるのか?このような疑問を持ったことはないでしょうか?
そこで私たちSanko IBでは、ビルディングオートメーションを構築するミドルウェア、「Niagara(ナイアガラ)」を導入すると何ができるのか、どんなメリットがあるのかをNiagaraに初めて触れる方のために簡単にお伝えします。

1. Niagaraとは何か?


新人営業のAさん
新人営業のAさん
お疲れ様でーす!
今日、お客さまから『御社“ナイアガラ”扱ってますよね?』って言われたんですけど、僕も提案してみたいです!
先輩営業のBさん
そもそもNiagaraって何かわかってる?
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
分かっているようで実はあんまり分かってないんですよねー。
あ、滝じゃないことは知ってますよ!
先輩営業のBさん
『滝』って言われたらどうしようかと思っちゃった。
じゃあ、勉強しようか!
先輩営業のBさん

    NiagaraはJACEコントローラやSupervisor(ソフトウェア)を使用して、複数の多様なデバイスやサブシステムを統合、管理、制御することができるオープンフレームワークです。 インターネット接続とWebサービス機能を備えており、単独で制御、監視、データロギング、アラーム、スケジューリングなどが可能です。
    イーサネットや無線LAN、インターネット経由で標準的なWebブラウザにデータとグラフィックを表示することができます。

Niagaraイメージ

2. Niagaraができること


先輩営業のBさん
じゃあ、このNiagaraを使ってどんなことが出来ると思う?
先輩営業のBさん
新人SEのAさん
新人営業のAさん
うーん、なんか、話聞いてるとなんでもできそうっすよね!
どんな業界でも提案できそうじゃないですか!
先輩営業のBさん
そうだね。例えばNiagaraを使って電力量の監視をすることができるよ。
デマンド値を超えそうになったらアラームを上げて、さらに予め決めていた優先順位の低い空調機の電源を切ることで、電力量の監視だけでなく電気料金の削減もできるのよ。
電気の問題は業種に関わらないから、どんな業種にも通用する提案と言えるよね。
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
そんなことが出来るんですね!
確かに、監視だけでなくその情報を使ってさらに色々なことが出来るなら、どんどん出来ることが広がりますね!
システムとアプリ

さまざまな情報を取り込んで、そこからお客様が知りたいことや、やりたいことに合わせて情報をカスタマイズしていくことで、それぞれのお客様のニーズに合わせたシステムを作り上げることが可能です。

Niagara Framework
ビルディングオートメーションシステム(BAS)を
構築するミドルウェア
詳しく見る 

3. オープンプロトコルとは?


先輩営業のBさん
Niagaraはデータセンターでもとてもよく使われているよ。なんでだと思う?
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
なんでも監視できるからですか?
先輩営業のBさん
それもそうなんだけど、Niagaraがデータセンターで選ばれる大きな理由の一つに『オープンプロトコル』があるよ。
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
オープンプロトコルについてもう少し詳しく教えてください!

オープンプロトコルは、メーカーに限定されない機器同士の通信規格

プロトコル

特定のメーカーに限定されない機器同士の共通規格(共通言語)により、どのメーカーのどの機器とも統合管理が可能です。
システムを構築する際に特定メーカーのものを使用しなければいけないという制限がありませんので、費用がかさむことやシステム構築の選択の幅が狭まるという問題が起こりにくくなります。
オープンプロトコルの代表的なものにBACnet、Modbus、SNMP、MQTT、OPC UA、oBIXなどがあります。


新人営業のAさん
新人営業のAさん
なるほど、だから特定のメーカーに限定されず、いろいろなシステムとつながれるってことですね。
選ばれる理由が分かりました!
先輩営業のBさん
そうなの。
あと、世界基準では割とメジャーなシステムで、『本国で使っているから日本でも採用したい』って声も多いんだよ。
他にも、オフィスや工場、さまざまなところでNiagaraは活躍しているよ。
先輩営業のBさん
Niagaraブログ
スマートシティやスマートビルの海外事例に見る
Niagara導入のメリットとは?
詳しく見る 
新人営業のAさん
新人営業のAさん
そういうこともあるんですか。それは知りませんでした!
先輩営業のBさん
アメリカは当然だけど、お隣、韓国でもNiagaraはとてもメジャーになっていて、Niagaraでシステム構築することがステータスになっていたりするんだよ!
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
え、そうなんですね!
僕も構築できたら韓国でモテるかなぁ…
先輩営業のBさん
その前に、もっと勉強しようか…
先輩営業のBさん

4. アジャイル型運用


新人営業のAさん
新人営業のAさん
けど、こういう風に導入した後に、やりたいことや見たいものって変わったりしませんか?
たとえば、空調を25~27℃で設定してたけど、実はそのフロアの人がみんな暑がりさんだったら設定温度をもっと下げたくなりますよね?そういう時ってどうするんですか?
先輩営業のBさん
そうだよね。それは当然起こりうることだよね。
だから、Sanko IBは常にアジャイル型の運用をお客様に提案しているんだよ。
先輩営業のBさん

アジャイル型の運用とは?

一度の導入で完成形をめざすのではなく、運用をしながら問題点や状況の変化に対応し、改修していく運用方法。 PDCA(Plan・Do・Check・Action)を回しながらシステム改善を行います。

アジャイル型運用イメージ
アジャイル型の運用のメリット
  • 導入時の仕組みで満足できなくなった場合に、機能の改善が可能
  • 新しく追加したポイントと既存のデータを組み合わせて新たな指標の作成が可能
  • 運用者側で使い方を習得することで、新しい指標を気軽に検証することが可能

 

新人営業のAさん
新人営業のAさん
なるほど!これならシステムのミスマッチも減らせるし、最適な方法をお客様と一緒に模索することができますね!
先輩営業のBさん
ね、すごいでしょ?こんな対応ができるのは―
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
こんな対応ができるのは―?
先輩営業のBさん
こんな対応ができるのは、Sanko IB のエンジニアのレベルがとっても高いからなんだよ!
先輩営業のBさん

5. まとめ

では、最後にNiagaraについて簡単にまとめてみましょう。

  • Niagaraは、さまざまなデバイスやサブシステムを統合、管理、制御することができるオープンフレームワークである
  • 空調や照明などの情報を取り込んで監視や管理が可能
    例えば電力監視によるデマンド管理(しきい値を超える前に空調の電源をOFFにするなど)
  • オープンプロトコルだからメーカーに限定されない機器同士を統合管理することが可能
  • 導入した後もアジャイル型運用にて機能改善をすることが可能

今回の「概要編」では、最も基礎的な内容をまとめてご紹介しました。Niagaraには、この他にもさまざまな機能がありますので、より専門的な内容や「こんなことはできないの?」といったご質問等がありましたらSanko IBまでお気軽にお問合せください。

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「はじめてのNiagara」では、今後もさまざまな切り口で疑問を解消できるような内容を準備中です。本ブログを通じてNiagaraやビルディングオートメーションを身近に感じていただけたら嬉しいです。
本ブログ内には書いていない内容を盛り込んだホワイトペーパーを下記にご用意していますので、ぜひダウンロードしてみてください。

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