はじめてのNiagara(ナイアガラ)
Niagaraで構築するスマートビルディングソリューション オフィス編

 2025年5月13日

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スマートビルディングは、オフィスビルに限らず、ホテルやデータセンター、物流倉庫、各種産業など多様な市場への導入が進んでいます。
スマートビルディングソリューションとIoT技術を活用した『スマートオフィスソリューション』もそのうちの1つです。
では、スマートオフィスソリューションとはどんなことができるのか?とお思いの方に、ビルディングオートメーションを構築するミドルウェア、「Niagara(ナイアガラ)」を導入したオフィスの活用例をお伝えします。

1. Niagaraとは何か?


新人営業のAさん
新人営業のAさん
お疲れ様でーす!
今日行ったお客さまのオフィス、めっちゃきれいでおしゃん・・・・だったんですよー。あんなところで働いてみたいなー!
先輩営業のBさん
どういうところだったの?
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
ええと、照明がすごくて、木もいっぱい生えてて、受付にキレイなお姉さんがいて、いい匂いがしました・・・
先輩営業のBさん
・・・・・・
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
ああいうオフィス、良いですよねー。
やる気が出る気がします!
先輩営業のBさん
・・・・・・ハッ!
そうそう、Niagaraはオフィスにも導入されているんだよ。
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
そうなんですか?確かに、ああいう、おしゃんなオフィスって、最先端なシステムが入ってそうですよね!
先輩営業のBさん
Niagaraについては覚えてる?
まずはNiagaraのおさらいから始めようか。
先輩営業のBさん
Niagaraイメージ

NiagaraはJACEコントローラやSupervisor(ソフトウェア)を使用して、複数の多様なデバイスやサブシステムを統合、管理、制御することができるオープンフレームワークです。 インターネット接続とWebサービス機能を備えており、単独で制御、監視、データロギング、アラーム、スケジューリングなどが可能です。
イーサネットや無線LAN、インターネット経由で標準的なWebブラウザにデータとグラフィックを表示することができます。


新人営業のAさん
新人営業のAさん
そうでした!いろいろなシステムと統合して制御したり、Webブラウザでグラフなんかを表示したりできるんですよね?
Niagaraブログ
はじめてのNiagara(ナイアガラ)
概要編
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2. オフィス環境でNiagaraができること


先輩営業のBさん
じゃあオフィスでは、どういう目的で導入されていると思う?
先輩営業のBさん
新人SEのAさん
新人営業のAさん
前回の概要編の「Niagaraができること」から考えると、電力量の監視とかですか?
先輩営業のBさん
そう、よく覚えていたね!
電力量の監視も大事だけど、オフィスでは特に空調管理が大事だと思わない?
自動で心地よい温度を保つのは、結構大事なことなんだよ。
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
確かに大事だと思うんですけど、そもそも「心地よい温度」って人によっても違うし、定義が曖昧じゃないですか?
先輩営業のBさん
お!なかなか良いところに気が付いたね!
先輩営業のBさん

「心地よい温度」とは?

「心地よい温度」と言っても人によって感じ方はそれぞれです。 Sanko IBでは、「心地よい温度」の定義として『不快指数』を基準にしています。

不快指数は『気温と湿度による「むし暑さ」の指数』のことを表し、不快指数が75を超えると半数以上の人が「不快」と感じるようになります。 ただし、不快指数は気温と湿度のみで算出しており、気温と湿度の他に日射や風の要因が含まれる体感とは必ずしも一致するわけではありません。

不快指数=0.81×気温+ 0.01×湿度×(0.99×温度-14.3) + 46.3

心地よい温度

Niagaraでは、温湿度センサで部屋の気温と湿度を測定し、不快指数を算出します。 温度設定をする際、決め打ちで温度を設定する場合もあれば、不快指数の数値を目安に設定する事もあります。
もちろんアジャイル型運用にて設定後も様子を見ながら変更することも可能です。


新人営業のAさん
新人営業のAさん
「心地よい温度」の定義が分かって、すっきりしました!
この他にもオフィスでできることについて教えてください!
先輩営業のBさん
じゃあ他にオフィスでどんな事ができるか
1日のスケジュールから順番に考えてみようか。
まず朝会社に着いたら何をする?
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
コーヒー淹れて一息つきます。
先輩営業のBさん
あー・・・そうじゃなくて、
もし一番最初に会社に着いたらまずは何をするか考えてみて!
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
まずは電気を付けて、空調入れますかね?
先輩営業のBさん
そうそう!じゃあ次は会議を開催する時は何をする?
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
会議室を予約します!
先輩営業のBさん
そうだね、まずはそこからよね。
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
で、時間になったら会議室開けて、空気がこもってたら窓開けたり・・・
あ、でもパワーポイントを流すときはカーテン閉めたりしますかね?
先輩営業のBさん
そうだよね!
そういうの、勝手にやってくれたら嬉しいと思わない?
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
え?誰がやってくれるんですか?
先輩営業のBさん
JACE様がNiagaraを使ってやってくれるんだよ!
先輩営業のBさん

3. 外的要因にわずらわされないオフィス機能例


先輩営業のBさん
これは一例だけど、こんなことができたりするよ。
先輩営業のBさん
始業開始

照明・空調 ON / ブラインド開

始業開始

人感センサ連動の温度+空調制御

始業開始

人感センサによる在不在管理

プレゼンモード

照明 OFF / ブラインド閉

会議終了後

換気 ON / ブラインド開

終業後

照明 OFF / ブラインド閉

上記は、センサーと空調、照明を組み合わせた基本的な例です。この他にさまざまなセンサやシステムと組み合わせることで、監視や制御をすることができます。


新人営業のAさん
新人営業のAさん
へー!こんなこともできるんですね!僕の仕事がなくなるけど!
先輩営業のBさん
こらこら、営業は他にもやることあるよね~?
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
そっ・・・それは冗談としてですね・・・
余計なことで仕事を中断されないというのはいいですね!
先輩営業のBさん
そうね、例えば暑い寒いで席を立って空調の温度を変えに行くとするよね?
そうすると、どうしても集中力が切れてしまう。
息抜きでコーヒー飲んだりっていうこともあるけど、人間一度集中力が切れると回復するまでに15分前後かかるって言われているよ。
※所説あります
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
へー! 15分!朝ドラ1話分ですね!
先輩営業のBさん
働いている人が、外的な要因に煩わされずに仕事に集中できる環境を作るっていうのはとっても大事なことだと思わない?
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
確かに。たかが15分、されど15分ですね!
先輩営業のBさん
自動制御であればスイッチはいらなくなるから『スイッチレスオフィス』としてNiagaraを導入している企業もあるの!
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
スイッチレスで外的な要因レスってわけですね!

4. 働きやすい環境を整える機能例


先輩営業のBさん
他にも、 Niagara で収集した色々なセンサーの情報を使って、働きやすい環境を整える方法があるよ。
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
さすがJACE様!どんなことができるんですか?
先輩営業のBさん
例えば会議室で、ずーっと長時間の会議に入っていてCO2濃度が上がっているという情報を受けたら、自動で空調を換気に変えたり、「この部屋空気悪いですよ!」って警報をしてくれたりするんです。
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
あ~、会議終わった直後の何とも言えない濁った空気、ありますよねー。
けどこっちもすぐ自分の会議始まっちゃうから換気してる時間がなくて、泣く泣くそのまま使う事ありますもん!
先輩営業のBさん
確かに、それはよくあるよね。
例えばNiagaraなら「会議室の人感センサで人が退出したのを確認後、10分間換気をする」という設定もできるよ。
先輩営業のBさん
CO2アラート+換気
退出後換気イメージ

 

新人営業のAさん
新人営業のAさん
そう考えると、本当JACE様はなんでもできちゃうお方なんですねぇ。
先輩営業のBさん
そうなの、なんでもできてしまうから「何が出来るの?」って聞かれた時に説明が難しくなっちゃう。
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
確かに!色々できるとわかったらあれこれやりたくなっちゃうし、夢は膨らむばかりですね!
僕の場合、気づいたら当初の計画と全然違うものを提案しちゃいそうです。
先輩営業のBさん
そうならないように、目標を定めたらブレないように計画的に進めることが大事です。
先輩営業のBさん
新人営業のAさん
新人営業のAさん
そうですね! JACE様のご利用は、計画的に!

5. まとめ

では、最後に簡単にまとめてみましょう。

  • Niagaraは、さまざまなデバイスやサブシステムを統合、管理、制御することができるオープンフレームワークである
  • 照明や空調、各種センサなどと連動して自動制御することができる
  • 「心地よい温度」をNiagaraで作る際は不快指数を基準にしている
    決め打ちで温度を決める場合もあれば、アジャイル型運用で機能改善をすることもできる
  • オフィス環境を自動制御することで、スイッチのオンオフなどの外的要因にわずらわされることが少なくなる

今回の「オフィス編」では、快適なオフィス空間を創出するための例をいくつかご紹介しましたが、今回ご紹介したものは一部の例でしかありません。Niagaraには、この他にもさまざまな機能がありますので、より専門的な内容や「こんなことはできないの?」といったご質問等がありましたらSanko IBまでお気軽にお問合せください。

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「はじめてのNiagara」では、今後もさまざまな切り口で疑問を解消できるような内容を準備中です。本ブログを通じてNiagaraやビルディングオートメーションを身近に感じていただけたら嬉しいです。
本ブログ内には書いていない内容を盛り込んだホワイトペーパーを下記にご用意していますので、ぜひダウンロードしてみてください。

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