激闘!タイムトライアル!通常成端 VS REVConnect

 2025年9月11日

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「LANケーブルと言ってもさまざまで、通信速度や周波数などの違いでカテゴリに分けられているのはご存じかと思います。日本では長らくCat5eケーブルが主流でした。しかし経済産業省が打ち出した教育現場のICT化プロジェクト「GIGAスクール構想」でCat6Aケーブルが仕様化されたことにより、一気に市場へ普及し始めたという印象です。
ですがこのCat6Aケーブル、現場では「ケーブルの撚りがきつい」「かたい、手が痛い……」といった具合に現場の成端作業者を疲弊させてしまう、ちょっと曲者ケーブルなのです。
そんな現場でのお悩みを解決に導く画期的な成端がBelden社の「REVConnect」です!
しかしながら、「本当に簡単なのぉ?」「メーカーはみんなそう言うよね?」「また大げさに言ってんじゃない?」なんて一度は思いませんでした?

ならば、実際にタイムを計って本当に効率化できているのかを確かめてみようじゃないか!

ということで今回は、『激闘!タイムトライアル!通常成端 VS REVConnect』と銘打って実際にやってみることにしました!

※成端:ケーブルにプラグやジャックを取り付ける作業のこと

1. REVConnectとは?

タイムトライアル前にREVConnectの基本情報についてまとめてみます。
REVConnect(レブコネクト)は、斬新な方法で現場作業を格段に効率化できるツールです。(ここはREVConnectの決まり文句ですね)このツール1つで「取付け」と「圧着」の2工程だけでケーブルを成端できるというシンプルさが特徴です。

REVConnectとは?

ケーブルに『コア』と呼ばれる共通のコネクタを取り付け、プラグor ジャックを被せます。
プラグでもジャックでも同じ成端方法でできる、また付け替えが可能という斬新なケーブルです。REVConnectには通常のケーブル成端で必要な、「ほどかない」「伸ばさない」「並べない」「切りそろえない」が不要なのです!

Revconnectコア
ほどかない
撚りをほどく
必要はありません
のばさない
芯線を真直ぐに
伸ばす
必要はありません
ならべない
色順に並べる
必要はありません
そろえない
切り揃える
必要はありません
    
REVConnectのメリット
  • 撚りをほどきすぎる心配がない
  • 間違いのポイントが少なく、熟練度の高い施工者の確保が難しい現場などに最適
  • 現場に入場できる時間・日程が限られてしまう工事や工期の短い工事などに最適
  • 事前にコアを付けた状態で配線することも可能

と、REVConnectの説明はこのくらいにして早速タイムトライアルに移りたいと思います。

2. タイムトライアルの目的と概要

まずは今回の目的と概要を改めて確認します。

 目的
REVConnectは本当に「現場効率化」と言えるかを検証
 タイムトライアルの概要
Cat6Aケーブルを3本成端するまでにかかったタイムを測定する
  1. 通常の方法で成端(3本)
  2. REVConnectでの成端(3本)
※成端1本では結果が分かりづらいだろうと思われるので今回は3本のケーブルを成端することにしました
※『タイムトライアル』と称してしますが、タイムを競うわけではなく、あくまでもどのくらい効果が出るかを測ることが重要なので、成端はいつものペースを守って 作業してもらうこととしました
 タイムトライアル挑戦者紹介

今回の挑戦者はこちらの4名です!
成端作業の経験豊富な2名と成端作業は、ほぼ初めての2名が、やらせ一切なしで挑戦します。

熟練工の宮
現場一筋!成端歴32年
(現・職人)
職人営業のブラッド
成端歴(主にCat5e)28年+営業
(現・職人営業)
本職は営業
現場指揮のヌーン
前職は現場指揮!
でも成端は初めて
(初・職人)
営業のお冨
メインは営業!現場にも出るけれど、
実はCat6Aの成端は初めて
(初・営業)
    

3. 激闘!タイムトライアル - 通常成端編

熟練工の宮
通常成端1
ケーブルの外被をカット
 26秒00
通常成端2
撚りをほどきます
 1分1秒99
通常成端3
色を揃えます
 2分44秒59
通常成端4
1本完成!
 3分24秒00
通常成端5
2本目完成!
 6分42秒29
通常成端6
3本目完成!
 10分33秒00
   
 通常成端タイム:10分36秒

しつこいかもしれませんが、今回はタイムを競うわけではなく、いつも通りの成端ペースで挑戦しています。
なお、タイムトライアルでは、『3本目の成端終了後、机の上に手を置くまで』をタイムとしているので、上記の写真とは若干の誤差があります。
若干の誤差はありますが、1本成端するのに約3分半ほどでした。(すごい!※当社比)

 

職人営業のブラッド
通常成端1
伸ばす作業で指が痛い……
通常成端2
圧着して完成
 通常成端タイム:14分57秒

 

現場指揮のヌーン
通常成端1
手袋をしていても指が痛い……
通常成端2
切り揃え作業
 通常成端タイム:26分40秒

 

 
営業のお冨
通常成端1
最初のパーツ選びも迷う……
通常成端2
撚りをほどくのに一苦労
 通常成端タイム:28分14秒
※1本成端の時間・タイムアウト

熟練工の宮以外の3名にも同様に3本の成端作業をしてもらいました。
成端作業経験者の職人営業のブラッドは1本成端するのに約5分、初心者の現場指揮のヌーンは約9分、初めての挑戦となる営業のお冨は、残念ながらタイムアウトとなってしまいました。
経験者と未経験では、かなりの差が出る結果となりました。

4. 激闘!タイムトライアル - REVConnect成端編

熟練工の宮
REVConnect成端1
ケーブルの外被をカット
 26秒98
REVConnect成端2
コアのパーツに線を入れます
 57秒05
REVConnect成端3
余分な線をカット
 2分08秒05
REVConnect成端4
コアが完成!
 2分22秒24
REVConnect成端5
コアにプラグを被せます
 2分29秒59
REVConnect成端6
1本目完成!
 2分34秒05
REVConnect成端7
2本目完成!
 5分08秒25
REVConnect成端8
よく見えませんが3本目完成!
 8分00秒51
   
約2分短縮
 REVConnect成端タイム:8分05秒

タイムトライアルでは、3本目の成端終了後、机の上に手を置くまでをタイムとしているので、上記の写真とは若干の誤差がありますが、通常の成端タイムより約2分程短縮される結果となりました。

 

職人営業のブラッド
とある・・・実証のためREVConnect成端はお休み

 

細かい作業が少ないので楽!
現場指揮のヌーン
REVConnect成端1
撚りをほどく作業がない!
REVConnect成端2
不要な線をカット
約13分短縮
 REVConnect成端タイム:13分17秒

 

 
パーツが少ないので
迷うことなくできました
営業のお冨
REVConnect成端1
圧着して不要な線をカット
REVConnect成端2
カットされた線を1本ずつ取り除く
作れた!
 REVConnect成端タイム:16分36秒

予想だにしなかった驚きの結果に!
特に初心者2名の成端スピードは、通常の成端スピードの約半分の時間という驚異の結果になりました!
こちらの結果は、やらせでもなんでもありません、念のため。

5. 結論+まとめ

REVConnectは通常の成端よりも時間が短縮される!

成端タイムを実際に計った結果、REVConnectは文字通り「現場の効率化」に寄与することが実証されました。

この結果を受けてもまだ信じられないと思っている、そこのあなた!実際に体験してみませんか?
REVConnectを実際に見てみたい、成端作業を体験してみたいという方には出張デモンストレーションや体験会なども行っておりますので、ぜひSanko IBまでお問合せください。

今回のタイムトライアルをまとめたホワイトペーパーもご用意しておりますので、ぜひダウンロードしてみてください。
ホワイトペーパー限定スペシャルコンテンツとある・・・実証』が追加された完全版となっております。ヒントはREVConnect成端でお休みした職人営業ブラッドです、気になる方は要チェックですよ!

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