無線LANを「初めて導入する」
お客様必見!
「損をしない」「後悔しない」無線LAN製品の選び方

 2022年2月22日

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無線LAN技術が発明されてから、20年以上が経過します。ノートPCやタブレットの普及と共に広く普及して来た無線LANですが、「これから初めて導入する」という企業や組織も、少なくありません。

無線LAN製品は国内外のメーカー各社から数多く提供されていますが、比較・検討しても機能や価格はどれも似たり寄ったり。どのような基準で評価・選定すればよいのか、お困りの方が非常に多いのが現実で、当社にもそういったお問い合わせが、毎日のように届いています。

そこで今回は、10年以上にわたり無線LAN製品の輸入・販売・サポートをして来たSanko IBがこれまでの提案経験を踏まえ、無線LANを「初めて導入する」お客様に向けて、「どのような基準で選定すべきなのか」「どの製品が選んで一番、損をしない、導入してから後悔しない製品なのか」という疑問にズバリ、お答えします。

1. 無線LAN規格って何がある?今、どうなっている?

数年前まで、「IEEE 802.11ac」という無線LAN規格が主流でした。2020年くらいからは「IEEE 802.11ax」という規格の製品が主流となり、「Wi-Fi6」という名前で広く普及しています。

無線LAN規格

現状では、必ずこの「Wi-Fi6」規格に準拠した製品を選んでください。

なぜなら、無線LANの技術革新の流れは「速度」から「効率化」に変わって来ており、「Wi-Fi6」は、まさに「効率化」に優れた無線LAN規格だからです。

無線LANにおける「効率化」とは、1AP(アクセスポイント=アンテナ)あたりの収容数や混雑解消に役立つ技術のこと。携帯電話の激増に際して各携帯電話事業者が採用してきた技術と似ています。

無線LANは通信速度も大切ですが、「効率化」に対応できるかが、とても重要です。お客様の組織において、これからのクライアント(端末)数の激増に対応できる技術だからです。

2. 各社の無線LAN製品、値段もピンキリだけど、どう違う?

お客様からよく聞かれる質問が2つあります。

「安いと何がダメなの?」
「高いのを買えば、問題ないの?」

これに対して、当社ではこうお答えしています。

「安い家庭用の製品は無線LANの品質が安定せず日々の業務には使えません!」

「企業向け専用の高い無線LANを選定いただくことは必須ですが、選び方を誤ると、
後悔したり、損をする可能性
があります!」

3. これまでの無線LANの選び方の「常識」

無線LANの選び方には、ずっと昔からの「常識」が存在します。

馴染みのITベンダーに「無線LAN導入をしたいので概算見積を」と頼むと、ほとんどの営業担当者は必ずと言ってよいほど、下記の4点の機器を勧めてくれます。

  1. アクセスポイント(AP)
  2. 無線LANコントローラ(WLC)
  3. 認証サーバ(RADIUS)
  4. PoE(給電)スイッチ(PoE-SW)

無線LANを導入するので【 1 】APと【 4 】PoEスイッチを購入するのはわかりますが、「【 2 】無線LANコントローラと【 3 】認証サーバってそもそも何?何のために必要なの?」と疑問に思ったことはないでしょうか。

実は、この4つの製品を購入するのが、これまでの無線LAN選びの「常識」なのです。

無線LANの常識

【 2 】無線LANコントローラは、学校やオフィスで多数の無線LANのAPを利用する際に、複数のAPを統合管理するアプライアンス装置(ハードウェア)です。APを複数導入する場合、電波の強度、最適なチャネル、ローミングの調整など快適な無線LANの実現に不可欠な存在であり、安定運用には絶対必要です。

【 3 】認証サーバは、学校やオフィスのネットワークへの接続を試みた人物が登録利用者本人であるかを確認する、「認証」を行うアプライアンス装置(ハードウェア)です。統制の取れたセキュリティ管理を行うには、本人確認、ユーザ情報管理、権限の設定など、安全な無線LAN実現のために不可欠な存在です。これもセキュリティの観点で、ないと困ります。

こうしたこれまでの「常識」では、各メーカーからの提案を受けて、下記のような比較表を作成して比較検討、選定することになります。

                       
比較の観点 メーカ1 メーカ2 メーカ3
アクセスポイントの技術規格の観点
  • アンテナ数・通信速度
  • 暗号化・セキュリティ
*** ******
無線LANコントローラの観点
  • 管理AP数の上限
  • 電波出力・チャネル制御
  • HW仕様、冗長機能
*** ******
認証サーバの観点
  • 認証機能の種類、HW仕様、冗長機能
*** ******
PoEスイッチの観点
  • ポート数、HW仕様、PoE電源容量
*** ******
価格(初期投資) ¥*** ¥***¥***
価格(保守・ランニング) ¥*** ¥***¥***

ただし、複数の会社に提案依頼をして、慎重に資料や説明を評価しても、「どの製品も概ね同じ」。
結局は「価格」で選定することになります。

「最後は価格だけで選んで大丈夫なの?」 と、不安を感じませんか?

4. 選び方を間違うとどんな後悔や損をするの?

この「結局、最後は価格で選ぶ」という「常識」を疑ってみませんか?というのが、Sanko IBの提案です。

概算比率

「常識を疑う」ポイントは、「無線LANコントローラは本当になくてはならないものなのか?」という視点です。そもそも無線LANコントローラは、全体予算の中でもかなり比重が高い投資です。

実は、選び方を間違うと「後悔する」「損する」ことは、導入して数年後に明らかになります。それは、この「無線LANコントローラに関する金銭的負担が、突発的に発生することがある」からです。

具体的にはこのようなことです(Aerohiveを導入いただいた複数のお客様からお聞きした、実話です)。

①サイジングに関する金銭的負担

無線LANコントローラは購入時に、収容できるAP数の上限をライセンス数やサーバの大きさによって決める必要があるため、購入時の想定数を超えるとライセンスの追加や機器自体の買替えが必要となります。しかし、導入時に数年後の想定数を決めることは、とても難しいことです。

例えば最初にAPを50台導入し、数年間にわたって導入される最終的な台数が300台としましょう(こうした段階的な導入は、よくあるお話です)。最初から数年後の300台を想定した無線LANコントローラを導入しようとすると、初期コストが莫大になり、予算申請しても認めてもらえないでしょう。では、最初に導入する50台に最適な無線LANコントローラを購入するとどうなるでしょう。当然、翌年の追加プロジェクトの際にまた無線LANコントローラを購入する必要があります。財務部門からは「前回導入済みのAPを追加するだけなのに、なぜまた機器の導入コストがかかるのか?」と問われるでしょうし、総コストもかえって高くなるでしょう。

➁バージョンアップに関する金銭的負担

導入から数年が経過すると、当然無線LANコントローラとAPが古くなります。そのタイミングで追加しようとすると、既存のAPが販売終了となっていて新機種のAPしか導入できない、というケースは珍しくありません。

その際、新機種のAPに対応したファームウェアのバージョンは、既存の無線LANコントローラのOSや、既存APのファームウェアではサポートされていない、という問題が起こるリスクがあります。

この場合の対処としては、無線LANコントローラのOSをバージョンアップする、さらには既存のAPのファームウェアのバージョンアップが必要な場合もあります。つまり、APと無線LANコントローラは、ソフトウェアのバージョンの整合性を常に意識して、必要なバージョンアップを繰り返し行う必要があるのです。さらにはこの際、バージョンアップ作業のための費用だけではなく、ソフトウェアライセンスの買い替えなども必要になる場合もあるようです。

このような金銭的負担はあらかじめ想定することが難しく、「突発的な投資案件」となり、予算やバージョンアップ作業を統括するシステム部門の方にとって、非常に悩ましい頭痛のタネになります。

無線LANコントローラを利用中のお客様は、これは無線LANの「常識」であり、仕方がないこととしてしぶしぶ容認されておられるようです。

実は、提案する側としては大型の無線LANコントローラを導入してもらうことで、将来的にもそのメーカーのAPが必ず売れることになるため、大型の無線LANコントローラを大幅に値引いて初期提案することが多い傾向にあるようです。

また、ソフトウェアのライセンスの買い替えやアップグレード作業は提案する側としては全体リプレイスの商機となるため、これらの「常識」が長く無線LANのビジネスモデルの前提となっていると考えられます。

5. ここまでの話を踏まえて、どう選べばいいの?

ここまでの説明を聞いていただいた上で、「だったらどう選べばよいの?」というお話に移ります。
これからの無線LANは、Sanko IBが提案する「新常識」で選んでください。

「新常識」とは、完全コントローラレスです。

完全コントローラレス概念図

導入時には、①APと④PoEスイッチだけ導入するという考え方です。
つまり➁無線LANコントローラと、③認証サーバを購入せずに、無線LANを構築できます。

  1. アクセスポイント(AP)
  2. 無線LANコントローラ(WLC)
  3. 認証サーバ(RADIUS)
  4. PoE(給電)スイッチ(PoE-SW)

Sanko IBは、無線LANコントローラが不要なExtreme社(旧Aerohive)の最先端クラウド対応無線LAN(以降、Aerohive製品と呼びます)をご提案します。

お客様の要件がある条件を満たせば、③の認証サーバの購入も不要となる提案です。

この「新常識」のAerohiveを選ぶことで、前述の「無線LANコントローラに関するデメリット」は発生しません。

6. Aerohiveにすれば「間違いない」理由

Sanko IBでは、2010年からお客様に「完全コントローラレス型」のAerohive製品をご提案してきました。

提案中や導入後、下記のようなお声をよくいただきます。

 

“無線LANコントローラがないのに
同じ機能以上のことができるなんて信じられない。
本当ですか?”

 

無線LANコントローラがなくても、現在導入している無線LANコントローラ型システムで使っている範囲の機能は実現できていますので、お客様がきちんとAerohive製品の機能をご理解いただければ、まったく問題ありません。

一見、無線LANコントローラが「ないように見える」他社製品もありますが、「完全コントローラレス型」の仕組みの元祖は、Aerohive社の製品です。

これまで無線LANコントローラ型を利用してきたお客様がAerohive製品を採用いただいた場合、下記のようなお声をよくいただきます。

 

“トラブル自体が起きなくなった”
“信じられないくらい安定している”

 

Aerohive社は、創業時から無線LANコントローラを開発する会社のトップエンジニアやスペシャリストが参画しています。そのため、Aerohive製品には企業向けの無線LAN規格や大規模利用に必要な機能やトラブル回避の機能が、APにきめ細かく実装されています。

  • APが接続しているスイッチのポートの故障を検知するとメッシュにより隣接するAPとメッシュリンクを張り新しい通信経路を自動的に作り直す仕組み
  • AP同士での電波強度やチャネルの自動調整機能
  • 大規模拠点に多数のAPがありAPのOSの更新を同時に実行する場合、ユーザは意識する必要なく、同一VLANの1台のAPにクラウドからOS更新して、残りのAPには最初の1台からLAN内で勝手に更新される仕組み
  • 無線LANコントローラ型のNW管理機能とそん色のないクラウドシステム

Aerohive製品の「完全コントローラレス型」アーキテクチャーは、大規模ユーザにも最適な、拡張性の高い仕組みです。

もう無線LANコントローラは不要です!!

「一番、損をしない製品です」
「選んで後悔しない製品です」

 

全世界で数万社以上 日本国内での導入事例は700社以上!

ユーザ 台数
某 病院 33
某 病院 160
某 病院 18
某 小売り全国チェーン 330
某 ドラッグストア全国チェーン 380
某 企業物流倉庫 40
某 アパレルブランド全国チェーン 160
某 スーパーマーケット 100
某 政府系研究機関 100
某 私立大学 430
某 私立大学 350
某 国立総合大学 57
某 国立単科大学 32
某 インターナショナルスクール 400
某 インターナショナルスクール 46
某 私立中高一貫校 210
某 私立中高一貫校 100
某 教育委員会 1900
某 教育委員会 1800
某 教育委員会 1400
ユーザ 台数
某 製造業 230
某 グローバル製造業 125
某 グローバル製造業 670
某 製薬会社 1100
某 温泉ホテル 80
某 不動産グループ 700
某 多店舗サービス会社 740
某 大手学習塾 550
某 大手学習塾 140
某 自動車教習所 11
某 プロフェッショナルサービス会社 300
某 法律事務所 15
某 出版社 300
某 鉄道会社 80
某 化粧品会社 132
某 コワーキングスペース 16
某 建設会社 100
某 証券会社 100
某 地域金融機関 802
某 地方銀行 870

7. 細かいけど大事なチェックポイント

Aerohive製品は「完全コントローラレスであること」が最大の強みですが、以下の「細かいけれど大事なポイント」も含めて、他の製品と比較してみてください。

これらの5つのポイントは、導入後にとても重要になる視点です。

拡張性 制限がない
クラウドセキュリティ GDPR準拠のクラウドである
クラウド側に無線LANコントローラがない
ユーザの通信データがクラウド側に行かない
APの無線アンテナ仕様 Dual5GHz対応である
APのハードウェア仕様 TPMチップ仕様である
APのインターフェース コンソールポートがある
APのファームウェア管理 メーカーの自動更新ではなく、ユーザ側で自由自在にアップグレードやダウングレードもできる

8. Aerohive Networks社について

ここからは、Aerohive社がどのような会社なのかをご説明します。

Aerohive社が創業したのは2006年。創業者はChangming Liu氏です。

従来の無線LANアーキテクチャーの象徴である無線LANコントローラを一切不要にし、ボトルネック、複雑性、高コストな要因を一切排除する仕組みで、「無線LAN業界の常識をひっくり返そう!」「お客様やベンダー様が喜ぶ仕組みを作ろう!」というLiu氏のビジョンに賛同した、無線LANベンダー各社のエグゼクティブやトップエンジニア、スペシャリストが集まり創業されました。

Aerohive社は急成長を遂げ、2012年にはウォールストリートジャーナル社が選ぶ「Top 50 Start-Ups」に選出されました。

競合他社では無線LANコントローラやライセンス関連売上は無線LAN製品全体の売り上げの主軸であり、ユーザ囲い込み戦略の基軸となっているため、この動きに追随できませんでした。

Aerohive社は最高の顧客志向により、無線LANコントローラ関連ビジネスを最初から捨て、市場に大きな革命を起こし、ユーザはもちろん、代理店にも多大なベネフィットを提供するベンチャー企業として成長しました。

2019年8月にAerohive社はExtreme社に買収され、さらに発展を遂げています。

9. まとめ

いかがでしょうか。今回は無線LANを「初めて導入する」お客様が、どのような基準で選定し、どの製品が「選んで一番、損をしない」「導入してから後悔しない」製品なのかをお伝えしました。

これまでの常識をひっくり返す「完全コントローラレス」という特長を備えたAerohive製品は、これから無線LAN導入をされるお客様にとって、最適な仕組みだと考えています。

Sanko IBでは、Aerohiveのより深い説明、要件の明確化、実機やクラウドのデモンストレーション、実際の構築を担っていただく販売代理店のご紹介などさまざまな支援を、経験豊富なスタッフからご提供することが可能です。

こちらから、今回のお話をまとめた資料のダウンロードが可能です。ぜひ社内で検討にご活用いただき、不明点やご質問、デモのご要望などがございましたら、当社までお気軽にお問い合わせください。

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