無線LANメーカーが説明しない無線LANコントローラに潜む「不都合な真実」を解明!
無線LAN構築には「 完全コントローラレス型アーキテクチャー」製品が最適である理由

 2024年3月21日

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無線LANコントローラに潜む「不都合な真実」を、これまでの弊社の提案経験やお客様・代理店様の生の声をもとにお伝えします。

1. はじめに

無線LANの導入には無線LANコントローラを導入することが業界の常識となっていますがそれは本当なのでしょうか。
これまで、このような負担にお悩みではなかったでしょうか?

無線LAN導入の常識

「確かに、無線LANコントローラとその冗長構成対応は重い負担になっていた」

無線LANコントローラ導入時には完璧な冗長構成が不可欠なのでLANやWANを含めたネットワークの最適化や運用体制の整備などプロジェクト運営や予算の確保が大変となるようです。
そして、導入して数年後に、サイジングとバージョンアップに関する金銭的負担が突発的に発生しがちです。

  • AP 数が想定数を超えたら増強や買替えが必要となった。
  • 古くなると新機種のAP追加の際に買替えやライセンス更新を迫られることがあった。 将来の増加を想定した投資決定がとても難しいため、ついつい大きめのものを購入していた。

このような「重い負担」を解消するには、無線LANアクセスポイントを制御するためのアーキテクチャーが果たして最適な仕組みなのかをあらためて考え直すことが大事です。

実は、無線LANコントローラがなくても、 無線LANコントローラと同等以上の無線LANの制御ができる仕組みを備えた製品があるのです。
このブログでは、その画期的な仕組みをご紹介します。

2. 無線LANコントローラとは何か?

 

新人SEのAさん
新人SEのAさん
すごい台数のAPと無線LANコントローラの提案依頼があったんです!!
そもそも、無線LANコントローラって何ですか?
先輩SEのBさん
無線LANコントローラは複数のAPを制御する司令塔のようなサーバなのよ!
先輩SEのBさん

無線LANコントローラ(WLC / WLANコントローラ)とは、オフィスや店舗、学校などで多数の無線LANアクセスポイント(以下、AP)を利用する際に、複数のAPを統合管理する装置です。

無線LANコントローライメージ

無線LANコントローラは司令塔として、各APの「電波の強度」、「最適なチャネルの設定」、「ローミング」の調整などを行います。いまから20年ほど前に発明されたこの無線LANコントローラは、いまでは「複数のAPを導入する際には、導入が必須」な構成要素とされています。

無線LAN制御の要なので冗長構成が必須とされています。

無線LANコントローラはアプライアンスサーバ型が典型的ですが、そのほかにもクラウド型やAP内蔵型、LANスイッチのモジュールに実装されているものなど、メーカーごとにさまざまな提供方法があります。

※この資料の説明では、設定情報の一括管理や各種データの表示機能はNW管理システムと呼び、APの設定管理をする機能を含む広い意味での無線LANコントローラと使い分けています。

3. 無線LANコントローラに潜む懸念点

 

新人SEのAさん
新人SEのAさん
大規模な案件だと、どういう感じで設置するのですか?
1台あればいいんですか?
先輩SEのBさん
大規模な案件だと、大きな拠点・データセンターを含めてかなりの台数を設置する必要があるのよ。
先輩SEのBさん

大規模案件におけるAPと無線LANコントローラや各種サーバの配置イメージ

大規模案件におけるAPと無線LANコントローラや各種サーバの配置イメージ
新人SEのAさん
新人SEのAさん
なかなかすごいプロジェクトになりそうですね!ワクワクしてきました!
先輩SEのBさん
念のために無線LANコントローラの種類を説明しておくわね。
先輩SEのBさん

無線LAN コントローラの4つのタイプ

 

新人SEのAさん
新人SEのAさん
無線LANコントローラって、サーバアプライアンスだけじゃないんですか?
先輩SEのBさん
それもあるけど、おおまかに4つのタイプがあるのよ!
先輩SEのBさん

オンプレミス型

  • ハードウェア型の無線LANコントローラ
  • 複数のAPを無線LANコントローラで一括管理
  • コストや管理負荷が高く、冗長構成が必要
  • ライセンスが必要
  • 導入前にサーバやライセンスの規模を決める必要があるため、中長期的な拡張計画が求められる
オンプレミス型

AP内蔵型(仮想化コントローラ型)

  • APに内蔵された小型無線LANコントローラ
  • APに無線LANコントローラを内蔵することで単体でも動作する形態
  • ライセンスは不要(なものが多い)
  • 管理できるAP数に制限があり、管理に関しては拠点ごととなるため、小規模ネットワーク構築向け
内蔵コントローラ型

パブリッククラウド自社占有型

  • パブリッククラウドに置かれた自社占有無線LANコントローラ
  • ライセンスが必要
  • クラウド契約、VPNやルータの維持管理が増えるため運用コストがかさみがち
パブリッククラウド自社占有型

サービス事業者クラウドサービス

  • パブリッククラウドに置かれた共同型無線LANコントローラ
  • ライセンスが必要
  • クラウド経由でクラウド上の無線LANコントローラにアクセスし、AP監視、設定変更、バージョンアップなどの一元管理が可能
  • サービス事業者が運用・管理するため、APのOSが強制的に更新されることがある
  • ライセンスが満期になると電波が止まったりAPがロックされるものもある
クラウドに置かれた共同型コントローラ

 

 

新人SEのAさん
新人SEのAさん
どのタイプもいろいろ難しいことがあるのですね…。
提案するのにちょっと自信がなくなってきました。
先輩SEのBさん
ちょっと待って!
あなたが提案しようとしている案件で、どんな懸念点があるか具体的に説明しようか。
先輩SEのBさん
新人SEのAさん
新人SEのAさん
ありがとうございます!
大規模な案件の場合、どんなことに注意する必要がありますか?
先輩SEのBさん
そうね、実は無線LANの設計以外の提案が本当は大変になるかもしれないわね。
先輩SEのBさん

大規模案件の提案で無線LANコントローラ導入に関する懸念点は下記のとおりです。

無線LANコントローラ導入の懸念点
冗長化対策=“悩みの種”

必要ライセンスの種類と数量の決定

  • 冗長構成のタイプによる数量決定、利用機能、管理分析機能ごとに購入内容をきめ細かく確認して買い漏れのないようにすることが非常に重荷です。

設置拠点・冗長構成デザイン・台数決定

  • 設置拠点、冗長構成デザイン(HA構成やDCをまたぐ冗長化)、サーバ容量、台数を決める際、将来を見込んで選定をしてしまうとコストが嵩み、近視眼的に選定すると数年以内に追加投資や急遽のアップグレードが必要となり、どちらにしても決めること自体が非常に重荷です。

LANの設計とPoEスイッチの更改

  • 無線LANコントローラのトラフィック対策や高可用性LAN設計が重荷です。APによっては802.3bt(PoE++)以上の高い消費電力が必要でPoEスイッチを全て買い換えることになるのが重荷です。

WANの設計とWAN回線の更改

  • DC間での冗長構成や、拠点APがWANをまたいでDCの無線LANコントローラを利用する場合、高品質WAN回線への変更、トラフィック増大や回線二重化を考慮したWAN設計が重荷です。

運用設計と保守体制の構築

  • 冗長構成デザインのための事前仕様確認・検証、障害復旧テストが重荷です。
  • 「無線LANコントローラ特有のアップグレードの魔の連鎖」に対処する調整が重荷です(コラム参照)。
  • 全サーバ機器への24時間365日対応保守体制の整備が重荷です。

置き場所や電源の確保

  • 拠点にはラックや電源システムの投資が必要となり重荷です。
新人SEのAさん
新人SEのAさん
どれもこれも、かなり大変ですね。
無線LANのAPを入れたいだけなのに、提案したくなくなってきますね。
先輩SEのBさん
だよね、でもね、
この懸念点を解決することこそが我々にとってのビジネスチャンスなのよ!
先輩SEのBさん

3. かつて無線LANコントローラは顧客囲い込みのビジネスチャンスだった?!

新人SEのAさん
新人SEのAさん
無線LANの導入ではどんなところにビジネスチャンスがあるんですか?
先輩SEのBさん
いろいろあるけど、きちんと検討して提案すると全社のネットワークの総入れ替えにもなるのよ!
先輩SEのBさん
無線LANコントローラ導入の
ビジネスチャンス
冗長化提案=“売上の源泉”

必要ライセンスの種類と数量の決定

  • ハイアベイラビリティを実現する冗長構成、機能別ライセンス、AIを駆使した最新分析機能を全て活用できるライセンスの提案。

設置拠点・冗長構成デザイン・台数決定

  • 設置拠点、冗長構成デザイン(HA構成や離れたDC間での冗長化)、サーバ容量、台数と投資計画を決めるコンサルティング。

LANの設計とPoEスイッチの更改

  • 大容量・高可用性のLANを実現するLAN機器と設計・構築の提案。
  • 802.3bt(PoE++)に対応可能なPoEスイッチと設計・構築の提案。

WANの設計とWAN回線の更改

  • 大容量・高可用性のWANを実現するL3スイッチ・ルータや回線サービスと設計・構築の提案。

運用設計と保守体制の構築

  • 冗長構成デザイン、「無線LANコントローラ特有のアップグレードの魔の連鎖」に対処するための運用設計のコンサルティング。
  • 24時間365日オンサイト対応の保守サービスの提案。

置き場所や電源の確保

  • ラックや電源システムと設計・構築の提案。
新人SEのAさん
新人SEのAさん
これはすごいですね!
でも、無線LANを導入するお客様にとっては負担が大きくなりますよね?
先輩SEのBさん
そうなの、実は、お客様もこういう大型投資に疑問を感じて、これまでの提案がうまくいかなくなってきてるのよ。
先輩SEのBさん
困っている人たち
新人SEのAさん
新人SEのAさん
無線LANコントローラを無くすと、格段にシンプルなプロジェクトになりそうですね。
先輩SEのBさん
あるのよ!! そういう仕組みが!
それには無線LANコントローラの発売の歴史がカギとなるのよ!
先輩SEのBさん
新人SEのAさん
新人SEのAさん
無線LANコントローラ発売の歴史ですか、気になります!
先輩SEのBさん
じゃあ、この続きはダウンロード資料の中で説明するから、下記の資料をダウンロードしてね!
先輩SEのBさん

 

続きは、下記資料をダウンロードしてご覧ください!
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