誰も教えてくれなかった 無線LANの基本の「き」②
AP配置のコツと問題解決方法

 2025年9月25日

topイメージ

ここ数年、お客様から無線LANが「遅い」「つながりが悪い」という問題が起きていても、なかなか原因がわからないまま困っている、というお声をよくいただきます。購入した会社に問合せをしても回答が曖昧であったり、説明が難しくてよくわからないと感じられている方が多いようです。
無線LAN技術の深いところを理解いただくことで、今までのモヤモヤが一気に晴れる瞬間が訪れることがあるのではと思います。
本ブログでは、『基本の「き」』と題しまして、下記の3つの基本知識を3回に分けてご説明します。

  • ー無線LAN通信の仕組みと後悔しない高性能APの選び方ー
  • ーAP配置のコツと問題解決方法ー
  • ー電波干渉の原因と問題解決方法ー

第2回目となる今回のブログでは、AP配置のコツと問題解決方法についてご紹介します。

1. 誰も教えてくれなかった無線LANの基本の「き」3つの基本知識とは?

新人SEのAさん
新人SEのAさん
昨日「無線LAN通信の仕組みと後悔しない高性能APの選び方」を説明したら大好評でした!
基本に立ち返ってご理解いただくことは大事ですね。
先輩SEのBさん
お役に立ててよかったわ。
「無線LAN通信の仕組みと後悔しない高性能APの選び方」って何?という方はこちらから見てみてね。
先輩SEのBさん
無線LAN通信の仕組みと後悔しない高性能APの選び方
誰も教えてくれなかった 無線LANの基本の「き」①
無線LAN通信の仕組みと後悔しない高性能APの選び方
詳しく見る 
新人SEのAさん
新人SEのAさん
半二重通信や通信タイミングを順番に待って通信しているとか、の話はとても喜んでいただけました。
先輩SEのBさん
つぎは2つ目をお話すると良さそうね。
先輩SEのBさん
1
無線LAN通信の仕組み

後悔しない高性能APの選び方
2
AP配置のコツ

問題解決方法
3
電波干渉の原因

問題解決方法
新人SEのAさん
新人SEのAさん
今日はぜひ2つ目の話題についておねがいします。
先輩SEのBさん
②のAP配置のコツね。
先輩SEのBさん
1
無線LAN通信の仕組み

後悔しない高性能APの選び方
2
AP配置のコツ

問題解決方法
3
電波干渉の原因

問題解決方法
新人SEのAさん
新人SEのAさん
はい、ぜひお願いします!
先輩SEのBさん
AP配置については導入前によく考えておくと、導入後のトラブルや揉め事を防げるので大事なの。
先輩SEのBさん

2. 無線LAN電波の特性とは?

先輩SEのBさん
AP配置のコツを理解する前に、無線LANの電波の特性を知っておいてほしいの。
先輩SEのBさん
新人SEのAさん
新人SEのAさん
特性とはどういうことですか?
先輩SEのBさん
APと端末で説明すると、APから端末の距離が離れれば離れるほど、電波が弱くなってくるの。
先輩SEのBさん
電球
  • APや端末の電波は裸電球のように四方八方に拡散します。
  • APと端末の距離が離れると電波が弱くなり、電波が弱くなるとデータ通信の速度も遅くなります。
  • 1台でも遠くから通信している端末があると、すべての端末の通信速度に悪影響が出ます。
新人SEのAさん
新人SEのAさん
距離によってどんな差がでるのですか?
先輩SEのBさん
APと端末の距離が離れると通信速度は遅くなるのよ。
「全体の端末が遅くなった」というトラブルのときに遠くから通信している端末が原因だったことがあるの。
先輩SEのBさん
新人SEのAさん
新人SEのAさん
実際のオフィスだとどれくらいの距離が適切なのですか?
先輩SEのBさん
天井高が3メートルの仕切りがないオフィスだと、およそ半径15メートル以内がAPと端末の通信に有効な距離なの。
先輩SEのBさん
APと端末の有効な距離はおよそ半径15メートル以内
複数端末とAPの通信イメージ
  • dBMは無線LANの電波強度を表す単位です。
    デシベルミリワットと呼びます。
  • 数値が小さいほど電波が弱いことを意味します。図の数字はマイナス値なので-80は-40より小さい数字です。
  • 6GHz帯は5GHz帯より3割ほど飛びにくい傾向があるので、AP設置の検討時にはこの点の留意が必要です。
先輩SEのBさん
6GHzを使う場合は3割くらい電波が届きにくくなるので注意してね!
先輩SEのBさん
新人SEのAさん
新人SEのAさん
6GHzを使う場合は半径10メートル以内って感じですね!

3. AP配置方法の考え方

新人SEのAさん
新人SEのAさん
広いフロアにAPを配置するときはどうですか?
先輩SEのBさん
APから電波が届く範囲を「セル」っていうんだけど、 APの電波強度を最大ではなく7割設定として、セルが重ならないようにするの。
先輩SEのBさん
セル設計
セル設計イメージ
  • APの電波が届く範囲をセルと言います。
  • APの電波強度を7割程度の設定に想定して、セルが重ならず、かつ、空白エリアが生じないように設計します。
  • 7割にするのは、APごとに電波強度を強めたり、弱めたりして調整する余地を残しておくためです。

 

新人SEのAさん
新人SEのAさん
間取りの形や壁や間仕切りがある場合はどうしますか?
先輩SEのBさん
それはね、とっておきの秘密兵器があるんだけど、
この続きは下記の資料をダウンロードして読んでみて。
先輩SEのBさん

 

続きは、下記資料をダウンロードしてご覧ください!
資料イメージ
誰も教えてくれなかった無線LANの基本の「き」 ②
AP配置のコツと問題解決方法
ダウンロードする 
関連情報

 

お役立ち情報一覧 

 

PAGE TOP